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勉強法武者修行26──7回読み勉強法(26):確認テスト②

7回読み勉強法レポート、確認テスト2回目である。

2017(平成29)年センター過去問で満点を取り、いささか調子に乗っているわたくしQ氏であった。猫に向かってドヤ顔したりして。

 

これまで3年間分の過去問の手ごたえだけで語るとしても、7回読み勉強法は確かに有効である。もう、これは確定と言っていいだろう。

 

教科書の内容は、ある程度込み入った出題にも対応できるくらい理解できている。盲点になりやすい箇所を出されると、まだうろたえてしまうが、のちに述べるように、それはどの科目でも同じことだから、地学基礎固有の問題ではない。

 

用語も、例えば「リソスフェア」「アセノスフェア(地殻からマントル上部にかけての深部構造を、岩石のかたさに応じて分けた区分)がたまに出てこなくなるなど、能動的な再現を難しく感じることがあるが(これは、何よりQ氏の加齢によるものだろうと思う。若い受験生はこの辺は大丈夫だろう)、読んで意味が分からない語はないと思う。

 

何より7回読みの威力を感じるのは、図が頭の中にコピーされていること。うすぼんやりしたコピーしかない図もあるが、肝心の部分が頭の中に「完コピ」されているため(地学基礎で言えば、前のエントリーでも触れた、造岩鉱物の割合の連続的な変化と火成岩の種類との対応関係をまとめた図など)、問題をやる時は、頭の中にある図を眺めて、細かいところにその都度フォーカスすればいいのである。

直感像素質者という特殊な資質の持ち主は、これが一度見ただけの風景などで可能なのだと言われるが、7回読みをやれば、そういう特殊な素質がなくとも、直感像素質者のようにふるまうことができるのかもしれない。分からなくなったら、頭の中の図や表を読めばいいのである。

 

う~む。恐るべし7回読み。

山口真由名人は恐らく、ご自身の勉強法のご研究の過程で、ちょうど、このような脳内イメージが定着する回数を「7回」と見極められたのではないかと思う。8回読んでも5回読んでもいいのかもしれないが、7回あたりで上記の現象が起こることを、山口名人は経験的に察知されたのではないか。

恐るべし山口名人。柔道の加納治五郎みたいだな。尊敬。

 

ただ、改めて述べるようにこの方法にも欠点はあるので、受験生諸君が考えるべきはこの勉強法の「利用法」だと思う。

 

さて、では引き続き確認テストと行こう。

本日もセンター試験の過去問にトライする。

 

2018(平成30)年

また、第2問の画像が省略されている。やめてくれよ…。

どうやら、ここには寺田寅彦『茶碗の湯』の文章が画像データとして掲載されているらしい。

文章そのものは読めないが、問題の選択肢から、だいたい文章中に何が書かれているかは推測できそうだ。有名な随筆で、Q氏の若年期はまだ教養主義が残っていたこともあり、寺田寅彦岩波文庫でよく読んだ。そう言えば『茶碗の湯』は、Q氏の亡父が生前「むかし、読んで感動した文章」とよく言っていた。

本番のセンター試験ではやらなくてもいい推理だが、選択肢の文から懸命に内容を推測する。文章が読めさえすれば、あんまり難しい問題ではなさそうだ。

 

ほかの問題もあまり難しくない。取り組みやすい年度ではないだろうか。地震も宇宙も大したことない。

毎年出題される地層の問題だけは、この年度、やや難しい。検討しなければならない露頭(地層の露出面)が3か所に分かれていて、その相互関係も読まなければいけない。

地層の問題では、層の堆積順序や褶曲・断層・不整合・マグマの貫入などの地質現象が起こった順序を答えさせるだけでなく、「その層から何の化石が見つかる可能性が高いか」という形で、地質年代示準化石の対応関係を同時に問う出題例が多いことも、これくらいの分量の過去問をやると、パターンとして読める。

出題パターンの把握というのは、試験対策としてはとても重要である。地学基礎選択の受験生諸君は、地質年代と古生物の対応関係を、割に細かくやっておいた方がいいだろうと思う。

 

ともあれ、何とかやってみた結果は…。

 

〈結果〉2018年 センター試験地学基礎

得点 46点(50点満点):平均点34.13

所要時間 13分12秒  

 

1問間違い。図が掲載されていない問題は推理で何とかなった。これは偶然合っていたわけではないので、ちゃんと得点に算入します。

平均点は68%超と、けっこう高い部類であろう。だいたい、手ごたえどおりの平均点である。

Q氏が間違った1問(変成作用の問題)は、2択までは絞りやすいものの、迷う選択肢であった。冷静に考えれば分かるから、得点できる諸君も多いだろうが、若干テンパっていたQ氏が2択からエイヤッと選んだら、選んだ方が間違っており、迷ったもう1つが正解であった。

この辺の選択肢の設計の仕方は、他科目とまったく同じだな…。

 

だんだん、センター地学基礎の特徴がつかめてきたぞ。

確認テストにもだんだん慣れてきたところで、次回につづく。