オンライン医学部予備校

2023年度入試で医学部(東大京大)への合格を目指す全ての受験生をサポートします。

京医合格者が有機化学の勉強中にふと思った事

 

この京大医学部合格者とは私の事なんですが、受験生当時有機化学の授業を受けていた時に頭に浮かんだこと、テクニックとして使えるんじゃないかと考えた事を軽くまとめてみました。

どっかの参考書や問題集に書いてあるような半ば常識的なこと(例:分子式C₄H₄O₄マレイン酸フマル酸メチレンマロン酸)は載せてません。

 

 

(1)C・H・O原子のみから成る有機化合物分子量は必ず偶数

 

(2)分子量が奇数N原子が含まれる可能性が高い

 

(3)分子量60酢酸尿素

 

(4)分子量62エチレングリコールで決まり!

エチレングリコールHOーCH₂-CH₂ーOH

 

(5)分子量が90シュウ酸乳酸グリコール酸素数4の飽和2価アルコール

シュウ酸HOOC-COOH

グリコール酸HO-CH₂ーCH₂ーCOOH

 

(6)分子量が138おそらくサリチル酸

 

(7)油脂の分子量⇒大抵は872~890偶数

(※)もし勘でやるなら「884」が一番当たりやすい〈油脂を構成する高級脂肪酸ステアリン酸オレイン酸リノール酸またはオレイン酸3分子

次に多いのが「886」〈油脂を構成する高級脂肪酸ステアリン酸2分子とリノール酸またはステアリン酸オレイン酸2分子

 

(8)ナフタレン・ダイオキシンベンゼン環に結合している水素原子のうち2つを塩素原子に置換して出来る化合物の異性体の数⇒いずれも10種類

(※)異性体を数える問題で唯一数値を覚える価値があるのはこれだと思います。京大模試か東大模試か忘れましたがこの問題を1秒で答えて圧倒的アドバンテージを得た記憶があります(ナフタレン・ダイオキシンの構造式は割愛します、ググって下さい)。

 

以上です。1つ1つについて理由(証明)は割愛しますが数列や場合の数の計算を使う事が多いです。

きちんとした証明を試みることによって、数学力も上がります!