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性格の悪い受験生はなぜ落ちるのか

皆既月食の赤い月の下にも、そうでない場所にも、どこにでもいる「マウンティング受験生」。果たしてかれらの正体は?

 

まず、例えば患者の立場から見れば、病院で関わる医師がどの大学を出ていようが、あまり問題ではない。

いわゆる腕がよく、判断が的確かどうか。話を真剣に聞いてくれ、真摯に治療に取り組んでくれるか。気になるのは、そのあたりである。

当の医師の中にも「大学医学部は職業訓練校だ」と言い切る人はたくさんいる。当座はきちんと勉強し、国家試験に受かって、医師免許が取れさえすればよい。問題はその先だ…という考えは、しごく健全だと思うし、門外漢にも納得しやすい。

 

とはいえ、必ずしもそうは行かないところがヒトの欲目なわけで、やはり出身大学etc...で序列をつけたがる。このへんは、弱い個体をつつきまくるニワトリと一緒で、おそらく生物としての本能ではないかと思う(逆に「ニワトリ並み」の疑惑も生じる)。

マウンティング大好き動物は、その欲に素直に、今日も偏差値評論に余念がないというわけだ。

今日もどこかでデビルマン

素直な人やね。

 

わたくしQ氏から見て面白い現象はこうである。

人間関係のすったもんだを経て、いざ受験本番を迎えると、合格するのは決まってマウンティング動物の被害に遭って泣いていた受験生の方で、マウンティングする嫌味なトモダチの方は、たいてい不合格に終わるのだ。

これは、あまり例外のない「法則」である。もはや自然法則と言ってもよいくらい、面白いようにそうなる。例外もたくさんあって、Q氏に見えていないだけかもしれないが、体感では、マウンティング受験生が不合格となる例のほうが多数派である。

 

いま、このブログを読んでくれている受験生諸君の中に、実は3度の食事よりマウンティングが好き…という人がいたら、悪いことは言わないから、早めに心を入れ替えた方がよい、と申し上げておく。

 

はっきり言おう、あなたは性格が悪い。

故・藤子不二雄Ⓐ先生のマンガのキャラクターにならって、

「ドーン!!!」

と、あなたに人差し指を突きつけたい。

 

そして、この宇宙のすばらしさ、偉大な調和を感じるのは、あなたがた性格の悪い受験生が、「スコーン!」と派手な音を立てて大学に落ちるのを見る瞬間である。

3度のメシより、メシがうまい。

まさに勧善懲悪。帰命頂礼。剛力招来。神仏はいるのかもしれないな…と思う。

…と、あまりにも言葉が悪いが、あなたがたの言動によって日々、嫌な思いをしている友だちをもし代弁するとすれば、そうなるだろう。

 

悪いことは言わない。今からでも悔い改めて、他人の志望校に口を出さない。自分が受かりもしない大学の優劣を、したり顔で論評しない。他人は他人で陰ながら応援し、自分はだまって自分の勉強に邁進する。ついでに、試験会場で休み時間に友人と大声で答え合わせをしない。

そういう、人としての基本中の基本を、ひとつずつ守り、実践しよう。

大学に落ちたくないのなら、そうした方がよい。それくらい、性格の悪いマウンティング動物は落ちる。高確率で落ちる。

 

が、「なぜそうなるのか」は不思議ではないだろうか。天罰というものが本当に存在するのか。それとも、科学的な因果に基づく説明が可能なのか。

次回からは、このマウンティング野郎の自滅現象を考察してみたい。