オンライン医学部予備校

2023年度入試で医学部(東大京大)への合格を目指す全ての受験生をサポートします。

医学部地域枠入試について思うこと

こんにちは。オンライン医学部予備校でお世話になった現在医学生をやっている者です。

 

このブログランキング?に投稿されている方の話を見たうえで、一医学生として最近流行りの医学部地域枠なる入試形態について自分が思ったことを率直に正直に話します。

 

私はアルバイトの個別指導で、今年度入試地域枠でもいいから医学部に何とか入りたいという生徒を担当することになり田代先生から少しばかり話を聞きました。そのうえでどのように先生が考えているのかについても聞きました。

その話も含めて私は推薦とりわけ地域枠入試に受験を希望する生徒さんは受験について慎重に検討されておくことを勧めます。オブラートに包まずに言うと、よほどの事情でも無い限りやめておきましょう、ということです。

というのも本来は平等な試験において入学する生徒はみな同じスタートラインに立っているのに、入学当初から枷をはめた状況で6年間を生活しなくてはなりません。

私の大学では一般合格者は平日にしか登校の義務がないのに対して地域枠合格者と推薦合格者は土曜日にも登校の義務があります。また、追加の課題や実習先の病院の制限などの様々な制限が付きます。地域枠の実習先は普通はその大学のある都道府県にあるはずなのにその地域までわざわざ行かなくてはなりませんでした。

このように本当に大学に入ってから苦労しているように(私は)感じます。

また私の父は病院経営者で医師を雇う立場にあるのですが、「地域枠出身の医師はあまり採用したくない」といつも言っています。

私が昔在籍していた中小予備校で社長兼英語講師(カスみたいな指導能力とクズみたいな人間性のハイブリッドです)がバカの一つ覚えみたいに医学部地域枠を薦めてきたのですがニワカが何言ってんだか、といった感じで無視しました。

田代先生も当時その予備校で教えていたのですが、田代先生だけは本当に〇〇が医学部受験を今年で終わらせたくて今後の自分の人生に責任を持てるなら地域枠でも構わないが出来るのであれば入学後の事までしっかり認識し計画したうえで受験してほしいと言っていました。さすが医学部卒だけあって実情が分かってるなと父が感心していました笑

 

このように一度の判断が今後の一生にかかわってきます。なのでできることならば真剣に考えてみてください。大学受験なので自分自身の決定で受験をするのですが大学の費用を出すのは親なので少なくとも親の意見もいかないといけないのですがもしも親の意見を聞くのであればご両親も子供の問題について今一度考えてみる必要があるように思われます。

確かに地域枠は一般枠に比べれば合格は簡単で多分奨学金も出て家計にも優しいですが一般入学者よりも足枷がある状態で6年間を過ごすことになるだけではなく、医師になった後も働く場所や分野に制限がかかって、技術を身に付けるのに他の医者より大きく出遅れます。はっきり言いますが1年でも早く入学すること以上の人生単位のデバフが付きます。

 

この先は村や都市部の少子高齢化が過疎化するので地域医療はとても大切な役割を担いますが、自分の人生を考えて人の多い都市部にいって働きたいと考えているのであれば是非とも今一度考えてみてください。

 

ちなみに私は将来は人口の増加が今後とも望まれるような日本の都市部、例えば大阪、東京、福岡、もしくは人はそれ程だが毎日楽しく過ごすことのできるのんびりとした生活を送ることのできる海外に行って働きたいと考えています。そのために今、他の友達などには黙ってこっそりと英語の勉強とUSMLEの勉強をしています。6年で卒業をした後に自分だけ海外に行くんだ!と言えるなんて本当にかっこよくないですか?まあ、私の大学では先例も殆ど無くどのように勉強をしてよいのかわからないので4回生の時間があるときに今後の生活についても考えてみようと思います。

 

最後に小話ですが、個別指導は本当に時給は良いのですが人間関係が広がりません。そして、飲食関係のバイトはやってみたいのですが時間の管理が難しいです。しかし、この今持っている個別指導の生徒が一段落すれば個別指導のバイトは切り上げます。そうしたら一度飲食関係のバイトをやってみようと思います。

 

今回はありがとうございました。