オンライン医学部予備校

2023年度入試で医学部(東大京大)への合格を目指す全ての受験生をサポートします。

医学部受験生に必要な心構え(医学部受験を始める前に)

このブログをご覧になっている皆さんは、既に医学部受験への意向を固めておられるかもしれません。

しかし、ただ闇雲に勉強するだけでは思うような成果が得られるとは限らず、効率的な学習や十分な情報力が要求される医学部受験では一歩出遅れてしまうことになるかもしれません(場合によっては取り返しのつかない状況になることも)。

以下に医学部受験に取り組むにあたってあらかじめ把握しておくべき大原則についてまとめておきました。いずれも受験勉強の効率面に直接影響を及ぼす重大な事項ですので、しっかりと心得ておいてください。

 ★要点1ノウハウや学習テクニックを吸収しようとする柔軟性と、自力でどうにか問題を解決しようとする自主性(根気)バランスよく育んでいくこと

 ※ 医学部受験を短期間の対策で成功させるための最重要事項は何かと問われれば、私はいつも上記のように答えます。周りで多くの人が実践していることで学習効果が高いとされる学習法や教材などは、自身の第一印象より優先して積極的に取り入れるようにしましょう。年月を経て蓄積されてきたノウハウは一定の成果が保証されています。受験勉強の序盤では右も左も分からない状況であるため、こうした学習ノウハウが良い道標となってくれるでしょう。一方で、医学部受験においては自分自身で課題(足りない部分)を模索したり、問題(広い意味での問題)の自力での解決を試みるといった「自主性(粘る力)」も不可欠となります。必要最低限の知識が得られたら、それを用いて能動的に物事を考え、発展させていかなくてはいけません

受験が長期化しがちな方はそのいずれかが確実に欠けています。私はこの「学習態度のバランス」を育んでいく事を最重要テーマに据えて指導を行ってきました。これまでの凝り固まった学習習慣を修正することは容易ではないでしょうが、医学を志すものとしてこの「柔軟」かつ「自立的」な学習を常に心掛けるようにしましょう。

 

★要点2受験勉強の初期においては多くの人が実践している学習法に倣い、効率的に基礎力を蓄えること

 ※(上記の要点1の説明と重複します) 医学部受験を突然思い立って即行動に至るような方は毎年たくさんいます。その行動力は素晴らしいものですが、何から取り掛かれば良いのやら途方に暮れてはいませんか。難関大向けの指導が行き渡っている進学校の場合は質の高いカリキュラムが組まれていますのであまりその点は心配は要らないのですが、これまで勉強する習慣が全くなかった方や数年以上のブランクを経て医学部受験を思い立った再受験生の場合はその取っ掛かりの部分で苦労されることが非常に多いです。周囲に親しい受験生がいないなど、直接的な情報の不足した環境ではなおさらです。その場合は受験関連の書籍に目を通してみましょう。大体同じようなことが書かれているはずです(当ブログでもそれらと大意はそれ程変わらないことを繰り返し書いていきます)。それらのノウハウは効果(再現性)について確固たる裏付けがあるから定番化しているわけです。特に学習の最初期はその「確立された定石」にしっかり倣って学習を進めていきましょう(この記事は受験勉強を始めるにあたっての「心構え」がテーマであるため、具体的な学習法については後日改めて記事にします)。

 

★要点3各試験(模試を含む)の「期日(実施日)」までに出題範囲の学習を間に合わせる習慣をつけておくべき

 ※医学部の専門過程に進学すれば試験勉強漬けの日々を送ることになります。1番忙しいのは4回生の時期で、1週間に1~2回ものペースで専門科目の試験が行われます。

1年間の受験勉強においてもかなりの頻度で模擬試験が実施され、それぞれに出題科目と試験範囲が定められます。各模擬試験はそれまでの学習の到達度を正確に測る事を目的に実施されます。試験範囲を全て履修できなかったというような言い訳は一斉試験が原則の入試本番では通用しません。したがって、模試においても試験範囲の全てをきちんと学習したうえで臨むことが大原則だと考えるべきです。

「締切に間に合わせる」ということは受験に限らずいかなる分野においても社会で生きていく上で大前提となる重要事項です。イムリミットに間に合うようにすべく取る行動の全てが学習にプラスの効果をもたらしてくれます。リミットまでに間に合わなければどうなるかを想像することで、常に適度な危機感を持続できますし、期限が迫るにつれて計画が上手く進んでいない場合などはペースを速めるなど微調整を行えます。