★プロ講師は京大模試で高得点が取れるのか
今回の記事はプロ講師が受験生でもないのに京大模試を受けたお話です。
それとその模試の結果についてです。
興味があればお読みください。
まずはエピソードトークです。
僕は2013年に京都大学医学部医学科を卒業しました。
しかし、まだ医師免許は持っていません。
そもそも卒業年に受けた医師国家試験で僅差で不合格となってしまったことから岐路に立たされることとなりました。しばらくは「国試浪人」の身として勉強に励んでおりましたが、一方で生計も立てていかなければならなかったため、その全てを家庭教師のみで賄っていました。
しかし、国家試験に合格できるレベルまで知識を詰め込みかつ維持していくことと、「十分に余裕をもって」生活できるレベルまで仕事に勤しむことは、(少なくとも僕にとっては)極めて困難なことでした。
そもそも生徒を受け持つということはそれだけで重い責任が生じます。未来のまだ顔も知らぬ患者よりも目の前の生徒、これはどうしても譲れませんでした。
当然これでは医師国試合格など成就するわけもなく(むしろ成績は初受験よりさらにひどくなり箸にも棒にもかからぬ結果でした)。
そこで思い切って医師国家試験を一旦断念し、プロ講師として生活していくことを決意しました。
それが2015年。仕事関係知人の紹介により予備校の教壇に立つこととなりました。
徐々に仕事に慣れ指導ノウハウが上積みされていくにつれ、やりがいと自信が付いてきましたがそれと同時に一つ、不安とまではいきませんが“疑問”が生じてきました。何というか、自分の実力を客観的に裏付けるものといいますか、自身の受験から時が経ち他人を教え導くノウハウが身についても、受験生時に持ち合わせていた問題を解くことに対する“瞬発力・即応力”がまだ残っているのかということです。
現に僕が受験生の時もよく予備校講師(特に文系科目の講師)に対し思ってました。
「プロ講師って何か偉そうに言うてるけど模試や入試本番で(担当科目だけでも)満点取れるん?」
みなさんも一度は思ったことあるでしょう。でも直接確かめられませんよね?
これを僕自身で確かめることにしました。
それも全国の超上位層の受験生がこぞって受験する東大模試や京大模試で高得点を叩き出せたら十分(講師としてやっていく自信もつく)だろうということで、京大オープンが日程的に空いていたので、これに狙いを定め受験してまいりました。
どうせ受けるなら(受験時に当然のように出せてた)医学科A判定を最低ラインにしたいということで英単語と古文単語と無機有機化学の基本事項だけ前日にざっと確認し、満を持して臨みました。
さてさて、プロ講師は果たして京大模試を受けて医学部医学科A判定を取れるのか。結果はこちら↓
京大医学部医学科A判定何とか死守いたしました。
数学については学生時から塾や家庭教師のアルバイトで日常的に使っていましたのでしっかり学力キープ出来ており、満点でした。
ただし、余裕は全くありません。確かに大抵の問題について俯瞰出来ていますし、解答方針に迷うことはありませんが、膨大な計算量をこなすといったことは日々訓練している受験生に対しそこまでアドバンテージは無いと感じました。
また受験生時よりも数学の学力は伸びているものの、英語・物理についてはかなり落ちています(国語は問題が簡単すぎたのでノーカン)。
特に物理については出来たら予備校の授業でコマを持ちたいと考えていたので、自信を打ち砕かれました。
定義に沿った体系化が一通り出来ている(つもりである)からいくら京大模試でも問題を解くくらい出来ると甘く見ていました。
時間がかかって仕方なかったです。具体的な問題演習を通して大学受験に即した体系に再構築しておくべきでした。
結果的に医学科A判定という成績という結果になりましたが、これは恐らく僕が京大医出身である(実際に受験して合格したバックグラウンドがある)ことが大きいように思います(毎回確実にこれくらい出来ますなんてとても言えません)。
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