サクラサク。引き続き、「7回読み勉強法」のレポートである。
教科書が届くまで時間があるから、ここでゲームのルールを決めておこう。
この企画の記事は、わたくしQ氏がほぼリアルタイムで、日記みたいにして書いている。だから、7回読みについてストック記事を用意して、順次アップしていくという手法は採れない。後から読む諸君は一連の記事を連続して読めるが、リアルタイムの読者諸君は、何らかの理由でQ氏が停滞すれば、その停滞を一緒に味わわなければならないわけである。
その辺の「勉強の精神的苦痛」までドキュメンタリー調で伝えられるのではないかというのが、何よりもこういう記事を企画した意図である。映画で言えば、カメラが手ブレでグラグラ揺れている感じだね。
それから、Q氏が地学の各分野についてはまんざら未修ではないということは、以前に断った通りである。だが、高校科目としての地学基礎は初めての学習であるから、中学理科程度の知識で初めて地学基礎を学ぶ高校生諸君と、あまり異なる条件でのスタートとはならない、と見てもらうしかない。
また、Q氏は「ジ・オッサン(The Ossan ── theの発音に注意)」であるから、生活とか他の仕事とかがあり、受験生諸君よりも…かどうか知らないが、とにかく忙しい。どうでもいいような文章ならばけっこう速く書けるため、こうしてなるべくブログを更新していられるが、今の生活に地学基礎の学習時間を入れること自体、本来はかなり厳しいのである。
が、それは、ある程度勉強に専念できはするものの、他科目を勉強する中で理科(基礎科目とはいえ)の勉強時間も取らなければならない受験生諸君も同じだろう。Q氏も諸君とほぼ同条件で勉強にいそしんでいる、と見てもらいたい。
お互い、やることは多い。普段アホなネタばかりかましているからといって、Q氏が完全なヒマ人だと思われても困るが、時間というリソースは、誰にとっても、いくらあっても足りないものなのである。大切にしよう。
諸君に比べ、無駄に年齢だけ重ねているQ氏がせめてできることとして、「時間の作り方」「勉強中のメンタルの保ち方」などについて、ちっとは有効な示唆ができればと思っている。
さて、7回読み勉強法自体は、山口「師匠」の提案通りに、アレンジを加えずにこなすこととしよう。
問題は、その成果の測定方法である。
簡便な方法として、まず7回読みを機械的に終わらせた段階で、旧センター試験時代からの「地学基礎」の問題を、ぶっつけ本番で解いてみることにする。間に何も問題集を入れずに、いきなり旧センター・共通テストの過去問である。何年分やれるかは分からないが、少なくとも5年分くらいは解きたい。
そうして、手ごたえと平均点をレポートする…みたいな感じでどうか。
7回読みのプロセスで、なるべく「Q氏自身の中で何が起こっているか」という「内観」をお伝えしたい。
来年度の受験生諸君に少しでも参考にしてもらえるペースでレポートできれば、諸君の勉強に山口師匠の「7回読み」を取り入れる価値があるかどうか、判断材料にしてもらえるのではないだろうか。
書くまでもないと思うが、Q氏は別に山口師匠の回し者ではない。その勉強法に興味を持って、検証してみたいと思いついただけである。山口師匠のご著書が気になる人は、ご自分の判断でご購入ください。
さて、では教科書が届き次第、7回読みのレポートを引き続きお送りする予定である。乞うご期待。