オンライン医学部予備校

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小学生でも解ける数学チャレンジ問題(解答)

昨日の問題の解答を発表いたします。

以下問題の再掲です

 

チャレンジ問題21から8までの番号が書かれたカードが1枚ずつある。

これらのカードを区別のつかない3つの袋に分けて入れる。

(1)1枚もカードが入らない袋があってもよいものとするとき、分け方は全部で何通りあるか。

(2)どの袋にも1枚以上のカードが入っているような分け方は全部で何通りあるか。

 

今回も画像にて解答掲載いたします。

 

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数学チャレンジ問題2・解答


場合の数の問題を解くにあたって、「ものに区別を付けるか付けないか」ということは前提条件であり、細心の注意を払う必要があります。

今回の問題は「分割問題」といわれるもので、そのなかでも区別のあるカード区別の無いに入れるというケースです。

分割問題には他にも区別の無い8個の球区別のある3つの袋に入れる・・・などのパターンがあります。

もの区別を付けるか付けないか区別を付けるか付かないかで、全部で4つのパターンがあります。

この問題は箱(器)に区別が無いケースであり、この場合は「一旦器に区別を付けて数えた上で、後で区別を無くし重複を取り除く」というテクニックを用います。

このテクニックは普段の学習で十分に理解し定着させたうえで、本番ではすぐに適用できる状態にしておかなければなりません。初見では恐らく厳しいです。

一方で確率の問題では原則として全てのものを区別して考えるという方法を取ります。これは「同様な確からしさ」を確保することで確率の定義が使える状態にすることが理由です(詳しくはまた改めて説明いたします)。

ともかく、場合の数を過不足なく数える技術確率分野、さらには数学全分野、他の理系科目にも役立つものなので、確実に習得しておきたいところです。